NHK『グレーテルのかまど』に、植物性ゼラチン「アガー」が主役で登場

NHKの料理番組『グレーテルのかまど』。
今日の特集は、写真家石川直樹さんが
世界最高峰の山々登頂に挑戦した際に
喉を通ったことで、思い入れが深いという
「ゼリー」の特集。
登頂後半で、体力を消耗していた石川直樹さんを救った
<ぶどうのゼリー>を、番組のキッチンで再現。
なんと、そこで使われているゼリーには、
海藻でできたゼラチン「カラギナン」が使われていました。
たぶん、いわゆる「アガー」でしょう。
当然、動物性のゼラチンを使っているだろうと
思いながら、途中まで観ていましたが
植物性のゼラチンだったのです。
アガーは、私も長年愛用していますが、
昔はなかなか手に入らず
ベジタリアンの通販で購入していました。数年前から生協でも買えるようになり、
アガーもずいぶん一般化したのだなと思っていましたが
NHKの料理にも、アガーが登場するとは・・
日本も、この10年くらいでずいぶん変化してきたと
時代の移ろいを感じます。
[E:club]

海藻ゼラチン「アガー」の特徴は、常温で固まること。
番組でも、「早く型に入れないと、固まっちゃうよ~」と
騒ぎながら作っていました。

溶けやすいから、失敗が少ないのもうれしいところです。

アガーは、おそらくまだまだ日本では知られていなく、
寒天と同じでしょ?とよく聞かれますが
寒天が、固めの仕上がりになるのに対して
アガーは、ゼラチンのゼリーと、
仕上がりはほとんど同じ。
ぷるんとしたゼリーやプリンが作れます。

動物性のゼラチンとの大きなちがいは
アガーは、一度固まったら
溶けにくいところでしょうかー。
アガーの特徴は、こちらのサイト(東京ガス:食の生活100番Q&A)に
詳しく書かれています。
[E:cake] [E:chick]
 

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